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第72回大会(福岡国際マラソン選手権)平成30年12月2日

福岡市平和台競技場〜福岡市西南部周回〜香椎折り返し
午後0時10分スタート
(出場選手405人、完走者291人、天候晴れ、気温20.2度、湿度47%)

名前 所属 時間 大会結果詳細へ
1. 服部 勇馬 (トヨタ自動車) 2:07:27
2. イエマネ・ツェガエ (エチオピア) 2:08:54
3. アマヌエル・メセル (エリトリア) 2:09:45
モーエンを追う大迫傑
36キロ過ぎ、服部勇馬(左)は首から給水ボトルを下げる
服部が優勝 日本勢14年ぶり
粘った設楽4位、園田が5位

 第72回大会は2018年12月2日に、19年9月の東京五輪選考会マラソングランドチャンピオンシップ(MGC)の国内シリーズとドーハ世界選手権の代表選考会を兼ねて開催された。スタート時の天気は晴れ、気温20.2度。12月上旬に福岡で開催されることが定着した第21回(1967年)以降、20度を超える気温の中でスタートしたのは初めてだった。

 福岡国際初出場でマラソン4度目の服部勇馬(トヨタ自動車)が2時間7分27秒で日本選手として58回大会の尾方剛(中国電力)以来14年ぶりの優勝を果たした。服部はイエマネ・ツェガエ(エチオピア)やアマヌエル・メセル(エリトリア)との先頭争いから36キロ過ぎに抜け出し、逃げ切った。日本歴代8位の好タイムでMGC進出を決めた。これまで35キロ以降の失速が課題だったが、今大会では35キロからの5キロを14分40秒、残りの2.195キロも6分35秒と、ともに出場選手最速でカバー。7月の米コロラド州ボルダーでの合宿でアジア大会優勝の井上大仁(MHPS)らに刺激を受けて、一皮むけた。新潟県十日町市出身。宮城・仙台育英高卒業後、東洋大3、4年で箱根駅伝の2区で区間賞を獲得した。

 18年の東京マラソンで2時間6分11秒の日本記録(当時)を出した後、右すねの疲労骨折が判明した設楽悠太(ホンダ)は、服部から約3分遅れの4位。32キロ過ぎに先頭集団から遅れたが、終盤よく粘った。すでにMGC進出を決めた園田隼(黒崎播磨)が5位に入った。

 新しくMGC出場権を得たのは6位の山岸宏貴と7位福田穣。ともに27歳で山岸は振興チームのGMOから初の進出、福田は地元の西鉄所属でコースを熟知していた。16年リオデジャネイロ五輪代表の佐々木悟(旭化成)は8位、4年連続の出場となった川内優輝(埼玉県庁)は10位、箱根の山登りで活躍した神野大地(セルソース)は29位に終わった。

 レース後、日本陸連の瀬古利彦マラソン強化戦略プロジェクトリーダーは服部について「力が抜けてスムーズに走っていた。末恐ろしい選手が出てきた」と高評価。好記録を連発している男子マラソン界を「本物になってきたと感じた」と語った。

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