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福岡市平和台競技場〜福岡市西南部周回〜香椎折り返し
午後0時5分スタート
(出場選手117人、完走者99人、天候雨、気温16.9度、湿度93%)

名前 所属 時間 大会結果詳細へ
1.ジョサイア・チュグワネ (南アフリカ) 2:07:28
2.早田 俊幸 (アラコ) 2:08:07
3.佐保 希 (旭化成) 2:08:47
10キロ付近の先頭集団。前列左端のナンバーカード2が優勝したチュグワネ(南アフリカ)。右から2人目が2位の早田俊幸(アラコ)

 少し高めの気温。弱い雨。しかも無風という絶好の条件が好記録の誕生を後押しした。前年の福岡で途中棄権したアトランタ五輪金メダリスト、チュグワネ(南アフリカ)が見事によみがえり、2時間7分28秒の大会新で優勝をさらった。日本国内初の2時間7分台だった。2位の早田俊幸(アラコ)も大会新。3位佐保希(旭化成)も2時間9分を切り健闘した。
 チュグワネは前年、「人生2度目」の雪に面くらい、練習不足も重なりリタイア。だが、今回は万全だった。ライバルと目された世界選手権金メダルのアントン(スペイン)を2分59秒差の4位に追いやる30キロ以降のスパートで「世界最強」を証明した。
 先頭集団は最初の10キロまでの5キロを14分台で入る速い展開。身長158センチのチュグワネは、ひときわ集団の中で小柄だが、両腕を抱えるようなコンパクトな腕ふりでリズムに乗る。早田、佐保も大集団の中で食らいついた。
 25キロまでは5キロ15分10〜20秒に落ち着き、25〜30キロで15分34秒に落ちた。そこでチュグワネが抜け出した。
 「自分のペースで走ろうと思っただけさ」。30〜35キロで14分45秒に上げる猛烈なペースアップ。1キロで約10秒も上げられては、ほかの選手はたまらない。爆発的なスパートを経てからの最後の2.195キロも6分31秒でカバーした。
 両手を飛行機の翼のように広げ、蛇行しながらの余裕のゴール。タイムは同年世界2位。南アフリカ記録も更新した。「すべてがうまくいった」という完勝だった。
 鐘紡からアラコに移籍した早田が終盤に追い上げ、日本歴代4位(当時)の2時間8分7秒の大会新で2位。3位佐保とともに日本選手2人が国内で2時間9分を切ったのは1983年東京国際の瀬古利彦(エスビー食品)、宗猛(旭化成)以来14年ぶりだった。

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