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福岡市平和台競技場〜西新・原回り〜和白丘折り返し
午後0時15分スタート
(出場選手137人、完走者127人、天候小雨、気温9.5度、湿度73%)

名前 所属 時間 大会結果詳細へ
1.新宅 雅也 (エスビー食品) 2:09:51.0
2.谷口 浩美 (旭化成) 2:10:01.0
3.伊藤 国光 (鐘紡) 2:11:19.0
ガッツポーズで競技場に入ってきた新宅雅也(エスビー食品)

 2度の世界最高を生んだ名門コースがこの年に改良された。1957年から58、63年の2大会を除いてずっと続いてきた雁の巣折り返しを廃止。博多湾に面し、海風にさらされる海の中道の往復約12キロを省き、その分を福岡市西部の早良区、城南区に伸ばした。風を受けにくく、より平たんな都市型コースに生まれ変わり、好記録の期待が高まった。
 スタート時に降った小雨もすぐに上がり、ほぼ無風の絶好のコンディション。レースは序盤、30歳の伊藤国光(鐘紡)が、4月のロッテルダムでカルロス・ロペス(ポルトガル)がマークした2時間7分12秒の世界最高のペースを上回る、5キロ14分台のペースで飛ばした。
 伊藤がリードする11人の集団は15キロで44分32秒。この時点でロペスより57秒速い。15〜20キロで15分台に落ちたが、中間点でもなお世界最高を20秒上回った。
 集団から須永宏(日本電気HE)、前年2位の児玉泰介(旭化成)らが次々と脱落。伊藤にも疲れが見え始めた。東京国際2位のバルチャ、ワールドカップ広島大会5位のメコネンのエチオピア勢が27キロ過ぎで前に出ると、ついて行けたのは5000メートル日本記録保持者の新宅雅也(エスビー食品)だけだった。
 30〜35キロでは16分台に落ち込むが、いったんは後退した谷口浩美(旭化成)の追い上げに気づいた新宅がピッチを上げ、そのまま逃げ切った。ともにマラソン2回目の新宅、谷口がワン、ツー。マラソン18回目の伊藤が粘って3位に続き、5年ぶりに日本勢が表彰台を独占した。

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