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福岡市平和台競技場〜雁の巣折り返し
午後0時半スタート
(出場選手75人、完走者53人、天候晴れ、気温13.5度、湿度50%)

名前 所属 時間 大会結果詳細へ
1.フランク・ショーター (米国) 2:11:45.0
2.ブライアン・アームストロング (カナダ) 2:13:43.4
3.エッカード・レッセ (東ドイツ) 2:13:53.8
スタートから積極的にとばすショーター(米国)

 「ヒゲのショーター」がさっぱりヒゲをそり、3連覇をかけて福岡に帰ってきた。だが、万全の状態で乗り込んだ過去2大会とは事情が違った。5月のヘルシンキ国際マラソンで左足甲の骨にひびが入り、4カ月間の休養明けから、短期で仕上げた準備不足。ショーターは「いちかばちか」の賭けに出た。
 いきなりスタートからピッチを上げた。5キロは14分36秒。前々回より8秒、前回より16秒も速い。ライバルの意表をつく奇襲作戦だ。コースを熟知したショーターは、当日の風向きを見て、折り返し手前の海の中道では2メートル前後の逆風を受ける、と読んでいた。前半からライバルに逆転不可能な差をつけて逃げ切る。そんな算段が当たった。
 中間点は1時間4分27秒。アームストロング(カナダ)、レッセ(東ドイツ)、アンダーソン(米国)と大槻憲一(東洋工業)の2位集団に1分42秒差をつけた。誰も追ってこない。
 30キロ以降の5キロごとは16分台にペースが落ちたが、リードは十分だった。スタンドの観衆に何度も手を上げながら、平然と3連覇のテープを切った。4位までを外国選手が占めた。
 日本勢は5位に大槻が入ったのが最高で、3年前の覇者、宇佐美彰朗(桜門陸友会)は22位に沈んだ。旭化成の双子の兄弟、宗茂、猛が20歳で福岡にデビューしたのもこの年だったが、まだ力不足。猛が2時間19分台で7位。茂は2時間23分台で18位だった。

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