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福岡市平和台競技場〜雁の巣折り返し
午後0時半スタート
(出場選手58人、完走者43人、天候晴れ、気温12.5度、湿度36%)

名前 所属 時間 大会結果詳細へ
1.宇佐美彰朗 (桜門陸友会) 2:10:37.8
2.ケニス・ムーア (米国) 2:11:35.8
3.采谷 義秋 (竹原高教) 2:12:12.0
30キロ付近で先頭に出る宇佐美彰朗(桜門陸友会)と食い下がるムーア(米国)

 前年の福岡で2位になったヒル(英国)がこの年も絶好調だった。4月のボストンを2時間10分30秒で勝ち、7月の英連邦大会では2時間9分28秒で優勝。クレイトン(豪州)に次ぐ史上二人目のサブテン(2時間10分以内)ランナーとなった。
 そのヒルを筆頭に、前々年の覇者アドコックス(英国)、メキシコ五輪の米国代表で前年7位に入ったムーアらが福岡に参戦した。日本勢ではメキシコ五輪9位の宇佐美彰朗(桜門陸友会)に期待がかかった。
 クレイトンのような先行型ランナー不在で、前半はスローペースになった。20キロまでの5キロごとを15分20〜40秒前後で進み、17人の集団のまま。だが折り返し手前で優勝候補の英国勢が遅れ出す番狂わせが起こる。
 追い風の影響もあり、20〜25キロでは15分12秒にペースアップした。25キロ以降、宇佐美、ムーア、采谷の3人に絞られる。
 勝負に出たのは宇佐美だった。さらにペースを上げ、30キロまでを14分59秒でカバー。一気に独走態勢を築いた。
 宇佐美のゴールタイムは、日本人初の2時間10分台。佐々木精一郎(九州電工)のもつこれまでの日本最高を3年ぶりに更新する世界歴代3位の好記録だった。
 マラソン22回目のベテラン宇佐美の初優勝は、国際マラソン選手権となって5回目の大会で初の日本選手の優勝。2位に入ったムーアは、米国の人気雑誌「スポーツ・イラストレーテッド」の著名ライターとして、その後に名をはせた。

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