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福岡市平和台競技場〜雁の巣折り返し
午後0時半スタート
(出場選手79人、完走者67人、天候雨、気温15度、湿度95%)

名前 所属 時間 大会結果詳細へ
1.ジェロム・ドレイトン (カナダ) 2:11:12.8
2.ロン・ヒル (英国) 2:11:54.4
3.谷村 隼美 (倉敷レイヨン) 2:12:03.4
雨で濡れた道路を走る選手たち

 2年前の福岡を世界最高で制したクレイトン(豪州)がこの年の5月、またも大記録を樹立した。ベルギーのアンベルス(アントワープ)で自身の記録を1分以上更新する2時間8分33秒6をマーク。福岡で見せた力が本物だったことを改めて証明した。
 そのクレイトンは残念ながら参加しなかったが、メキシコ五輪金メダルのマモ(エチオピア)や欧州選手権優勝のヒル(英国)ら強豪が出場。国内勢も前回2位、同年春のボストンを2時間13分49秒の大会記録で勝った采谷義秋(広島・竹原高教)らが挑んだ。
 「雨の降らないマラソン」として有名だった大会も、この年は第8回大会以来15年ぶりの雨中決戦。そのためか、レースは波乱の展開になった。
 カナダから一般参加したドレイトンが、スタートから飛び出し、独走した。10月のデトロイト・モーターシティマラソンで、2時間12分0秒を出していたが、国際的にはまだ無名。マラソン歴はわずか2年。後続の有力選手らは「そのうち落ちてくる」と見ていた。
 中間点で後続集団との差は31秒。だが、その後もドレイトンは飛ばす。20〜25キロを15分15秒、25〜30キロも15分29秒。じりじり差を広げていく。期待されたマモは調子が上がらず、30キロ付近でレースをやめた。
 結局ドレイトンは、2位に41秒6の大差をつけ、世界歴代3位の好記録でゴール。日本勢は惨敗。采谷は29位に沈み、谷村隼美(倉敷レイヨン)が3位に食い込んだのが一筋の光明だった。

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