福岡市平和台競技場〜雁の巣折り返し
午後0時10分スタート
(出場選手43人、完走者27人、天候晴れのち曇り、気温12.8度)
名前 |
所属 |
時間 |
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1.マギー |
(ニュージーランド) |
2:19:04 |
2.コティッラ |
(フィンランド) |
2:19:21 |
3.カントレク |
(チェコ) |
2:20:41 |

「裸足のアベベ」ことエチオピアのアベベが優勝した1960年ローマ五輪で、日本のマラソンは惨敗した。前回の福岡で優勝した広島庫夫が、2時間29分40秒で31位に入ったのが最高。30キロ過ぎまでアベベに食らいついた福岡県出身の渡辺和己も足にけいれんを起こして、32位に終わっていた。
日本のマラソンをそれまでリードした広島が、レース前に引退を表明したのは痛手だった。福岡には、ローマ五輪で銅メダルを獲得したマギー(ニュージーランド)、同6位のトーゲルセン(デンマーク)、ボストン優勝のコティッラ(フィンランド)、4年連続来日のカントレク(チェコ)ら強豪がそろい、レースの主導権を握った。
レースは5キロ16分18秒のハイペースで進み、中間点はコティッラと原西正道(宮崎)が1時間9分25秒で通過した。だが、原西はほどなく脱落。
ペースは20〜25キロで16分10秒、25〜30キロで16分ちょうどに上がり、優勝争いはマギーとコティッラの2人に絞られた。最後は中距離も走るマギーのスピードが勝り、今大会で初めて2時間20分を切る大会新が生まれた。
日本勢の最高は身長153センチの中京大の学生、中尾隆行(愛知)。カントレクとの競り合いの末、それまで広島が持っていた日本最高を55秒更新する2時間20分45秒で日本人最高の4位に入り、健闘した。
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